| 現場入りしてみると、幸い、配電盤?配線盤?とにかく電話回線が密集した集合盤はパーテーションで区切られた応接エリアにあり、勤務する社員達からは死角になってます。我々探偵は、商談するという設定で事情を知る関係者と会話をしながら、発信器の作動をチェックし、ターゲットの回線を直ぐ外せるように用意しておきます。しかし、ひっきりなしに電話が掛かってくるので設置するタイミングがつかめないばかりか、緊張のため関係者の会話も徐々にスムーズさを欠きはじめてきました。すると、電話が一斉に途切れ、シーンと静まり返る瞬間がやってきたので、チャンスとばかりに回線をカットし、発信器を割り込ませることに成功しました。その間1秒もなかったと思います。しかも配線を接続させると同時に社員の誰かが電話を掛け始めたので危ないところでした。あとは受信機を別室にセットし、使用方法を説明して終了です。因みに発信機は配線につながっている限り半永久的に作動します。そういえば一時期、盗聴器発見の番組がよくありましたので、よくもまぁあんなに続々と発見されるもんだ、と驚いて見てました。通常?であれば盗聴者は至近距離で待機しながらずっとレシーバー(受信機)に聞き耳立てるわけですし、設置するにしても内部の協力者なしにはそう簡単にいきません。ということは、出入りの容易い近しい人物(恋人、友人)や内部犯行(家人)説?が一番有力なのかもしれません。
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