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昭和40年代に荒勢という力士がいた。野武士のような風貌と、がぶり寄り一筋のインパクトある相撲っぷりに魅せられた。当時は蔵前にあった国技館に色紙持参でサインをもらいにも行った。自分が小学生の時の話だ。男子は野球、女子はピンクレディーの時代に、荒勢を追っかけている少年は、相当な変わり者に見えただろうが、将来は日大の相撲部に入りたいと真剣に考えていた。力士になる夢は叶わなかったが、俳優に転向した荒勢さんと共演する機会が訪れた。今から数年前の「サラリーマン金太郎」での出来事だ。荒勢さんが現場監督、自分は作業員の役だった。非常に寡黙で真面目な人だった。「本当に手が掛からない人で・・・」とマネージャーが言っていたのを思い出す。最期も誰にも迷惑を掛けずに、ひっそりと逝ったのではないだろうか。しかし、憧れの人がいなくなるのは寂しい。ここ最近テンションが上がらないのは、そのせいだろうか。合掌
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